エアコンの誤った自宅での清掃で、火災などの事故が多発しています。
洗浄液や消毒用アルコール、次亜塩素酸ナトリウムなどを使った内部の電気部品の清掃は火災の原因になるそうです。
しかし、エアコンはこまめな清掃が必要と言われています。
内部に汚れが溜まったまま使用をしていると、ホコリやカビからくる異臭。
また、カビ菌が室内にまき散らされ体内へも吸い込んでしまう為、咳、アレルギー症状などの
健康被害の原因にもなってしまいます。
そこで、気になるのは、どうやって家でエアコンの清掃をしたら良いのか?ということ。
今まで行なっていたエアコンの掃除は正しいやり方だったのかな?と皆さん思いますよね?
そこで、やったらいけない危険なエアコン清掃方法、自宅で行う場合のエアコンの正しい清掃方法をご紹介していきますね。
危険を伴うエアコン清掃方法
自宅でエアコン清掃を行う際に、やったら危険なことは、自分でエアコンを分解しての清掃です。
また、エアコンクリーナーのような洗浄液、薬剤などの使用も故障、事故の原因になるので
避けましょう。
「エアコン分解を自分で行うと危険な訳」
・漏電の危険がある
エアコン分解をすると、奥に熱交換機があります。
そこに誤った触れ方をしてしまうと漏電に繋がる危険があります。
漏電により、感電や火災事故の原因になってしまいます。
・故障の原因になる
エアコンは精密な作りになっています。
自己流でエアコンを分解をする際に、部品が破損してしまう可能性があります。
部品の破損により、故障、事故を引き起こす恐れがあります。
・一度分解したら元に戻せなくなることがある
エアコンの構造は複雑です。
素人が自己流で分解してしまうと、部品を元に戻せなくなる危険が伴います。
いくら汚れ、匂いが気になっても、上記のような理由を考え、自分でエアコンを分解しない方が良いでしょう。
自分で行う場合のエアコンの正しい清掃方法
危険を伴う清掃方法はわかりましたが、
自宅でエアコン清掃する場合、どのように行えば安全に清掃できるのでしょうか?
ここでは、危険のない自分で行う場合の正しいエアコンの清掃方法をご紹介します。
エアコンのお掃除手順
「フィルターの清掃方法」
①フィルターの表側から掃除機をかける
エアコンのパネルを開けてフィルターを外します。
ほとんどのエアコンは正面から見て、くぼみがありますので両手でそのくぼみを掴んでゆっくりと外します。
フィルターが外れたら、表側から掃除機をかけましょう。
裏側から掃除機をかけるとホコリがフィルターの目に詰まってしまいますので注意しましょう。
あまりにもホコリがひどい場合は、ホコリが落ち、床までホコリまみれになってしまいます。
フィルターを外す前に、掃除機をかけ、大まかなホコリを吸い取ってから、フィルターを外すことをおすすめします。
②フィルターを裏側から水洗いする
掃除機で吸った後に、水洗いをします。
表側から洗うと、ホコリが詰まってしまうことがありますので、フィルターは裏側から洗いましょう。
水洗いしても取れない汚れは、歯ブラシなどの毛が柔らかいブラシを使って洗うとフィルターを傷つけずにお掃除することができますよ。
③乾いたタオルでフィルターを優しく拭く
フィルターを傷つけないように乾いた綺麗なタオルで優しく拭きます。
完全に乾かしてからフィルターを戻さないとカビの原因になってしまうので注意が必要です。
「エアコンの吹き出し口とルーバーの清掃方法」
①コンセントを抜く
掃除をしている時に誤ってエアコンの電源を入れてしまうと事故の原因になることがあります。
必ず先にコンセントを抜きましょう。
②ルーバーを手で回す
エアコンの風が出てくる場所のルーバーを手で回します。
③吹き出し口をふく
柔らかい布やハンディーモップなどで吹き出し口を拭きます。
「熱交換器(冷却フィン)の清掃方法」
熱交換器(冷却フィン)は、フィルターの奥にある金属部分のことを言います。
この金属部分の表面に付いているホコリを掃除機で優しく吸い取りましょう。
曲がりやすく、傷つきやすい素材なので、無理をしないで取れる範囲の表面のホコリを取るだけにしてください。
無理に掃除すると故障の原因になりますので注意が必要です。
ここまで終われば掃除は終了です。
お疲れ様でした。
最後にフィルター、コンセントを戻しましょう。
エアコンの内部の掃除は?
エアコン分解はもちろんですが、エアコン内部を自分で掃除するのは、大変危険なのでおすすめできません。
故障、事故、火災の原因になるような自宅での無理なお掃除は禁物です。
エアコンクリーナー、消毒用アルコール、次亜塩素酸ナトリウムなどを使用したお掃除も火災
事故の被害が相次いでいますので使用は避けましょう。
自宅で行う場合のエアコンの清掃方法をご紹介しましたが、エアコン内部の隅々まで掃除がしたい場合は、やはりプロに任せるのが1番です。
「プロのエアコンクリーニングを頼んだ方が良い場合」
・自分で清掃しても嫌な匂いが取れない
・内部までしっかり綺麗にしたい
・風の吹き出し口にカビ(黒い点)、ホコリが見える
・今まで業者にクリーニングを頼んだことがない又は3年以上業者に清掃を頼んでいない
・エアコンの効きが悪い
上記のような方は、一度プロのエアコンクリーニングを依頼することをおすすめします。
エアコン清掃を業者に頼む場合は?
プロにクリーニングを頼むと、高圧洗浄機を使用して、エアコンの各パーツや内部の奥の汚れまで安全に洗浄してもらえます。
所要時間は1台1時間~1時間半程かかります。
しかし、プロに任せると費用がかかるのが皆さん気になりますよね。
色々な業者さんがいるので、金額も様々ですが、大体約1万円前後が相場のようです。
費用はかかりますが、私は一度プロに任せて綺麗にしてもらって、こまめに自宅で行える部分は掃除を行なって、日々綺麗に保つことができていますよ。
「業者への依頼からの手順」
①見積もりを頼む
HPから、または電話をして問合せをして、見積もりを頼みます。
訪問日を決めます。
②クリーニング
訪問日に最終見積もり確認をして、所要時間、注意事項など説明があります。
相違がなければ、そのままクリーニングに入ります。
④クリーニング終了後
仕上がりの確認をします。
汚れが残っていたり、気になる部分があった場合、再度クリーニングを頼むことも可能です。
⑤支払い
業者によって、様々ですが現金支払い、クレジットカード、電子決済に対応していれば、
カード払いも可能になります。
依頼からの手順は分かったけど、なんだかめんどくさそう。。
1台1万円も払って、しっかり満足いくまで綺麗になるのかな。。
と思う方もいるかもしれません。
私は、実際に業者に依頼して、プロのクリーニングを体験したことがありますが、
やってみて思ったことは、費用がかかったけど依頼してよかった!
自分で掃除はしていたのですが、匂いが取りきれないし手間もかかる、
そもそもしっかり掃除できているのかわからない、内部の奥まで掃除して故障してしまったら
どうしようと不安もありました。
プロのクリーニングを依頼してから、嫌な匂いが消えて、エアコンの効きがよくなりました。
そして、1番びっくりしたことは、清掃中に業者の方に内部の汚れを見せてもらったのですが、
泥水のような真っ黒なカビ汚れが…
こんな汚いエアコンを今まで使用してきたのかと思うと、ゾッとしてしたのを覚えています。
やはり、自分で行える範囲の掃除では、内部の汚れはほとんど取りきれていないんだと
実感しました。
終わった後は、古いエアコンが新品のように真っ白に綺麗になりました。
それからは、プロのクリーニングを2年に1度ほどお願いして、こまめにフィルターの掃除を自分で行うようにしています。
また、プロのクリーニング後もエアコンを汚れないように綺麗に保つことができることが
1番良いですよね。
ちょっとしたコツで、エアコンを日々綺麗に保つことができますよ。
「クリーニング後、エアコンを綺麗に保つコツ」
・冷房使用後、送風運転をする
冷房を使用した後は、エアコンの中は濡れた状態です。
カビを防ぐ為には、エアコン内部をしっかりと乾燥させることが必要なんですね。
送風運転をして乾燥させることによってカビ予防に効果的です。
・フィルターをこまめに掃除する
2週間に1回は、先ほどご紹介した方法でフィルターの掃除をしましょう。
フィルターをこまめに掃除していると、カビ予防になりますし、内部にまで汚れがたまらなくなります。
また、定期的に掃除をすることで、ホコリの量も少ないので1回の掃除も手早く済みますよ。
・換気をする
エアコンは、部屋の空気を吸い込みます。
部屋のホコリや匂いを減らして、窓をこまめに開けて換気することがエアコンの匂い防止に効果的です。
ちなみに私が依頼した業者は「おそうじ本舗」です。
仕上がりはもちろん満足していますが、業者の方がとても親切でわからないことは、
何でも丁寧に教えていただきました。
また、普段の掃除方法のアドバイスもしてくれますよ。
支払いもカード払いに対応していますので安心です。
時期によって異なると思いますが、問合せをしてから見積もりまでの対応も早く、
問合せをして1週間後にはクリーニングをしてもらえました。
費用は1台1万円程、かかった時間は説明なども含め1時間弱でした。
キャンペーンで割引をしている時期もありますよ。
おそうじ本舗公式HP https://www.osoujihonpo.com/
まとめ
危険な清掃方法から安全な正しいエアコンの清掃、プロのエアコンクリーニングについて
ご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか?
安全に、自分でできる範囲のエアコンのお掃除には限界があります。
手間もありますし、自分では取りきれない内部の汚れや、安全面も考えてプロのクリーニングを依頼することも必要だと思います。
また、クリーニング後は、日頃からのこまめなお掃除でエアコンを綺麗に保つことができますので、よろしかったら参考にしてみてくださいね。