激しい猛暑日が続く8月。
ETC車両機にカードを挿したままにしていると、熱により故障の原因になることがあります。
ETCカードは熱に弱く、真夏の炎天下で、エンジンを停止したまま長時間車内にカードを挿したままにしておくのは、大変危険です。
ICチップの故障や、カード自体が変形してしまうこともあり、
カードが故障した状態で、ETCレーンを通行しようとすると、ゲートが開かずに事故に繋がる恐れもあります。
また、カードを車内に置きっぱなしにしておくことで盗難の被害にあう可能性も出てきます。
このようなことを考えると、ETCカードの挿しっぱなしには注意が必要ですよね…
そこで今回は、トラブルを防ぐ為のETCカードの取り扱いの注意点をご紹介していきます。
トラブルを未然に防ぐ為のETCカードの取り扱い注意点
①使用前にETCカードの動作確認をする
車に乗ったら、まずETC車両機にカードを挿入して、動作確認を行ってください。
挿し忘れや正しく挿し込まれていないとエラーが発生してしまいます。
ETCカードの挿し込む向きが正しくないと通信エラーが起こります。
挿し込む方向も必ず確認をしましょう。
②カードの有効期限もチェックする
有効期限切れのカードは、使用できないのでこちらも注意が必要です。
期限切れのカードをETC車両機に挿入しても、エラーが発生しないで、正常に認証してしまいます。
しかし、有効期限切れのカードでは、ETCレーンのゲートが開かないので事故の可能性があり大変危険ですので、事前にしっかりと期限は確認しておきましょう。
③ETCカードを車内に挿しっぱなしにしない
夏場の熱によるカード故障や、盗難被害を防ぐ為にも車内を離れる時は、挿しっぱなしにしないでETCカードは抜き取ることを心がけましょう。
ETCカード未挿入「お知らせアンテナ」が便利
いくら注意していても、車内を離れる度にETCカードを抜き差していると、逆に挿し忘れたままゲートを通過しようとして、事故になるのが怖いという方もいらっしゃると思います。
このような場合、一部の高速道路で設置してある「ETCカード未挿入お知らせアンテナ」が安心です。
ETCカード未挿入「お知らせアンテナ」とは、SA、PA、からの流出後や本線料金所の手前、料金所入口などで、ETCカードの挿し忘れや、挿入不良があった場合に車両機から音声や信号音がなり事前に不具合を知らせてくれます。
一部の高速道路で、ETCカード未挿入お知らせアンテナを設置しています。
車両機によって、音声や表示方法は違います。
また、お知らせしないタイプの車両機もありますので注意が必要です。
まとめ
今回は、夏場のETCカードの熱による故障、ETCカードを車内に挿しっぱなしにした場合の危険から回避する為の、トラブルにならない為のETCカードの基本的な取り扱いの注意点をご紹介しました。
カードの抜き差しによる手間はありますが、盗難被害や、故障を避ける為と考え、ETCカードの取り扱いには日頃から注意をすることが必要ではないでしょうか。